適当に投稿。転載するダメです。

手術した

 

そういうわけで入院2日目。明日で退院。着座厳禁で起立と歩行も制限、基本は寝たきり。寝たきりのせいで血圧が上がらなくて無限睡眠編。

 

それはそれとして、昨日が初手術で面白かったので忘れないうちにメモとして残しておこうと思う。

 

 

病院に着いたのは8時半過ぎ。予約の時間は半ちょうどなので少し遅刻した。自宅最寄りの駅に着いた時目の前で電車が発車してしまったからだ。自分にしては珍しく、起床から出発まで遅刻することなく移動できていたつもりなので、原因は計画ミスか歩行速度がおじいちゃんだったことが考えられる。幸いにも次の電車は3、4分後に来たので問題無し。

 

病院に着いたら妙に急かされた。遅刻したのは自分であるが、それもほんの僅かなので朝はそもそも忙しいのだろう。無職かつ現在利用者の立場である自分とは無縁なので大変そうだと他人事気分。

とりあえず手術の準備として個室病棟?に通され服を普段着から病院で患者が来るアノ服に着替えさせられた、名前が分からないので誰か今度教えて。この時、いつものようにモサモサ着替えてたら3回ほど10秒間隔ほどで催促を受けた、朝は忙しい。装飾品から靴下までパンツ以外の衣類は全て脱ぎ例の服を着た。オタクは装飾品をつけないので助かった(なにが?)

 

ナースの指示に従いベッドに横になると、血圧、血中酸素濃度、体温をそれぞれ測られた。113/63 忘れた 36.5だったと思う。初めて点滴を左腕に挿された。予防接種や献血の針くらいだと思っていたらそんなことはなく痛くて驚いた。その後も腕を捻ったりすると針の位置がずれるせいか、痛みを感じて点滴がなくなるのをまさに一日千秋って気分で眺めてた。30ml/hで挿れろと容器には書かれていたので合計200mlくらいあったのかもしれん。内容量見た時は300とかなってた気がしたんだけど記憶がハッキングされてるのかもね。まあ調整できるみたいだから多少の誤差(100mlも?)あるんだろうね。それと今回初めて知ったんだけど、点滴打つとおしっこよく出るんだね。さされてから2,3時間したら驚くほど高頻度で大量のおしっこが出るの。ナースはそれが普通とのことなので暴行がおかしくなったわけではないらしい。

 

もろもろの準備が終わるとナースは寝たまま移動すると言い、映画やドラマでよく見るような感じでガラガラ移動した。横たわったまま他人を動力に任意の場所まで移動できるのは最高だ。トラバーチン模様の天井を進行方向から後方へ視線を動かしながら移動していると、景色がゲームのように見えてきて不思議な気分になった。あと前から気付いていたけど、あの模様な全部ランダムじゃなくていくつかのパターンがある。今回気づいたのは3パターン。

 

 手術室はスライド式の自動扉でスモークガラスのような見た目をしていた。少しSFチックな印象を受けた。床はモスグリーンのリノリウム?だったと思う。その時間は他の患者の大掛かりな手術があったのか何人もの医療関係者が扉を抜けた一時待機室的なところに詰めており非常に驚いた。はじめは自分のケツについた粉瘤を切除するためだけに10人近いスタッフを用意したのかと驚いたが、周りを見渡すと別の患者が目に入りすぐに自分ではないと気付いた。流石にケツの表面にあるできものを摘出するためだけにそんなに人を置くのはキチガイだと思う。

 

手術を受けたのはいくつかある室の内で最も入り口から遠く左側にあるところだった。大掛かりな手術もする部屋なので異常に広くザ・手術室って感じがした。手術室に入った段階で一度ベッドから降りてうつ伏せの状態になるための寝台?に寝転んだ。固めの台なのに全く痛くなく、むしろフィット感が心地いい不思議な台だった。

手術の準備としてまずされたのが、右腕への血圧計の装着や左人差し指への謎機械(血中酸素測定?)の装着だ。人差し指に機械を取り付けるために使われていたバンドが子供向けなのかかわいい柄でちびっこへの配慮を感じた。救いは大切。

その次にされたのがケツの剃毛。切るためと切った後にはるガーゼを固定するテープをはがすとき痛くないように剃ってもらった。結果としてだいぶ痛くはなかったが、それでも少し毛が引っ張られることがあり痛かった。ちなみに今回のこの病院で一番痛かったのはこのテープをはがすとき。毛が痛い。

患部がよく見えるようにテープで皮膚を引っ張ったり心電図の電極を貼ったりなど、自分はうつぶせで見えなかったが、何か色々準備を終えたところでようやく麻酔の注入。針の長さや太さはわからないが、刺された感じ結構太いことは確か。深手を負うと逆に痛みが鈍化するタイプの痛みだったのでたぶん本当に痛いやつなのだと思う。この麻酔が痛さランキング2位。そして手術室に入ってからここまで30分弱経過している。

 

麻酔というものはすごくて、注入されてからいつ切られたのか全く分からなかった。そもそも感覚が喪失しているという実感すらなかった。縫合をするために皮膚を引っ張られると麻酔が効いていない部分が反応するのでわかるのだが効いているところは全くわからない。

麻酔をしてから手術終わりまでの時間は40分くらい。その間は心電図を見てみたり、血圧計に定期的に圧迫される感覚を楽しんでいた。不思議と40分間退屈はしなかった。心電図は基本的に一定のリズムで音を出しているのだが、どういうわけかたまに不規則な音が鳴る。自分のバイタルの乱れかと思って観察をしていたが、どうもそういうわけではないらしく先生たちも全く気にした様子がない。理由はわからず仕舞いだったので非常に残念だ。

 

書き忘れていたが、この手術室には自分を除いて3人いる。先生と看護師?の2人。手術の終盤、傷を縫っているときに先生と看護師のひとりは女性同士なにかしらの話題で盛り上がっていた。何を話していたのかは聞いていない。もうひとりの男性看護師はなにか忙しそうに動いていた。よくわからないがありがとうございます。

 

縫合が終わってから先生が「けっこうおおきいです」と言って見せてくれた粉瘤は3、4cmほどあって驚いた。個人的には表に出ている1cmくらいの部分を含めて2cmくらいだと思っていたので予想より大きかったです。

 

これで全部終わりまたベッドに転がされて終了となります。

最初は個室に通されましたが、あとで4人部屋に移されてそこで金曜日まで過ごしました。暇でした。

 

以上。